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靴を一生モノにするために

「靴の手入れについて」といえば、誰しも靴を磨くことを考えるでしょう。でも実際は、磨くよりももっと大切なことがあるのです。それは型崩れを防ぐこと。この型崩れを完全に防ぐことができたなら、必ずや一生モノとなってくれるでしょう。当然のことですが、靴は履くとかすかなシワが出る。このシワをそのままにしておくと、長い間には傷のようになり、最後には亀裂が入ってしまいます。こうなると修復が不可能になってしまうのです。そして、最後は捨てられる運命をたどる。型崩れを防ぐためにあるのが、木型。ジュー・トゥリーとかジュー・キーパーと呼ばれることもあります。金属型やプラスティック製もありますが、本格的なものは木製です。なかでも桜材のジュー・トゥリーが理想的だといわれています。しかし私に言わせれば、材質はなんでもよろしい。木型を入れないことに較べれば、とりあえず何であれ、入れておくことをおすすめします。一日靴を履いたなら、すぐに木型を入れて三日間ほど休養させてやると、靴は本当に長持ちします。底や腫は修理すれば良いのですから。つまり手持ちの靴の数だけ木型の数が必要だということになります。でも、ここでそっと奥の手をお教えしましょう。木型の代用として古い新聞紙を応用する方法があります。新聞紙をオユギリのように丸めて、これを靴のなかに入れるのです。爪先のほうは小さく、中央部分は大きく丸める。爪先には一枚の半分くらいで良いでしょう。少し慣れてくると、二、三分で靴が元通りに復活する木型(紙型?)がつくれるようになるはずです。新聞紙ですから吸湿性にも優れていますし、軽く、かさばらず、捨てても惜しくはありません。これは旅先でも活用できます。

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