たとえばソウルの都心部を見てみましょう。南大門の繁華街近くにはチョッパンという木造賃貸住宅密集地区があります。そこには一室三・三平方メートルから二〇平方メートルの貸室の住宅が一〇〇軒、七七一室ほどあり、七五〇人が暮らしています。家賃は一日七〇〇〇ウォン(約五〇〇円)から八〇〇〇ウォン(約六〇〇円)、炊事場、トイレ、シャワーは共用で、多くの人びとは教会の支援による無料の食事サービスで暮らしているといいます。
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火災が起きたら、大きな被害が予想されますが、収入がないか、少ないために、ここに住まわざるをえません。教会関係者によると、こうした地区は全国で一〇ヵ所あるというのです。ソウル都心部から地下鉄で四〇分くらいのところには、ビニールハウス村があります。農業用のビニールハウスと同じ造りのハウスが何百棟も並び、約六〇〇世帯が暮らしています。プロパンガス、練炭を炊事・暖房用に使っていますが、井戸、トイレなどは共用で、近くの畑で生花を栽培すると同時に日雇いなどで暮らしを立てています。