ヨーロッパ民族の素朴な、または力強いメロディは、この和音の縛りのなかで展開する傾向があります。♪「ソミドミソド」とやると、これはアメリカ国歌。「ドドドソ、ミミミド、ドミソーソ……」でアメリカ民謡(愛しのクレメンタイン)「……レソソ、ミドド、レソソ、ミドド」はドイツ民謡(おお、いとしいアウグスティン)です。この感覚は今の日本の子供たちは自然に吸収していますが、明治の頃は違いました。和音を基盤とした「ドレミファソラシド」のうたというのは、地球的にみると少数派なのであって、100年前の日本の子供にとって、学校の音楽の時間というのは、察するにかなり強烈な「異文化体験」の場だったのでしょう。
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同じことは、ヨーロッパ人によって新大陸に連れてこられたアフリカ人とその子孫についても言えるはずです。